噛み合わせと全身の関係
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全身の健康に関わる
噛み合わせ
噛み合わせが乱れていると、食べ物をしっかり噛むことができません。しかし、噛み合わせが悪いと全身の筋肉のバランスが崩れるため、お口だけでなく、頭痛や肩こり、腰痛などの全身の不調を招く恐れもあります。
原因不明の不調にお悩みの場合は、一度歯科医院を受診し、噛み合わせの状態を確認した方が良いでしょう。
日本咬合学会の
認定医が行う治療
矯正に力を入れている金山駅・鶴舞駅の「はやし歯科・矯正歯科」の院長は、日本全身咬合学会の認定医であり、開業して20年以上、さまざまな症例に対応してきた実績があります。日本全身咬合学会とは、噛み合わせと全身の健康の関係を究明し、噛み合わせの改善によって全身の健康増進を目指す学術団体であり、認定医は専門性を認められた歯科医師だけに与えられる資格です。
学会で学んだ知識を活かしながら、噛み合わせの状態を細かく確認し、正しい噛み合わせを導く適切な矯正治療を行います。
噛み合わせの乱れが
招くトラブル
虫歯・歯周病
だ液には、お口の中の細菌や食べかすを洗い流す自浄作用がありますが、しっかり噛めないと、だ液が十分に分泌されません。そのため、噛み合わせが悪いと虫歯や歯周病のリスクが高まります。
消化器官への負担
噛み合わせが悪いと食べ物を細かく噛み砕くことができず、消化酵素を含むだ液の分泌も減少するために、消化器官の負担が大きくなり、消化不良を起こすケースがあります。
重心の流れ
噛み合わせの乱れは、全身の筋肉のバランスにも影響を与えます。全身の重心を調整する役割を持つ頭部の筋肉のバランスが乱れると、身体の重心が崩れる可能性があります。
全身のゆがみ・痛み
重心が崩れると、重い頭部を支えるために、全身の筋肉や骨格が重心の崩れを補正しようと動き始めます。その結果、筋肉や骨格がゆがみ、肩こりや頭痛、腰痛などを招きます。
ストレス
歯ぎしりはストレスを発散させる行為ですが、噛み合わせが乱れた状態で歯ぎしりをするとかえってストレスを増長させ、集中力の低下やイライラを招く恐れがあります。
噛み合わせが
顔つきも変える
噛み合わせが悪いと左右の歯で均等に噛むことができないため、よく噛む方のあごの筋肉が発達し、それに伴い骨格も変わります。顔の筋肉の発達のバランスが崩れると顔の左右差が生じ、顔のゆがみや、顔つきが変わってくる可能性があるのです。
噛み合わせが乱れている場合は、できるだけ早いタイミングで治療を受け、正しい噛み合わせ維持することが大切です。
歯ぎしり・食いしばりと
あごの関係
歯ぎしりや食いしばりは、無意識下で行われる行為です。そのため、自分はしていないと思っていても、気付かないうちに歯ぎしりや食いしばりをしていることが多くあります。
歯ぎしりや食いしばりは、歯や歯ぐき、あごの骨に大きな力をかけます。そのため、歯の摩耗や破折が起きることがあるほか、歯周病の悪化や顎関節症の発症を招く恐れもあります。歯を見れば、歯ぎしりや食いしばりの状態が分かるため、朝起きたときにあごが疲れているなど、不安な症状があれば早めに歯科医院に相談しましょう。
顎関節症の症状とリスク
顎関節症とは、口を大きく開けられない、口を開けたときに異音がする、あごが痛いといった症状が見られる病気です。噛み合わせの乱れにより、顎関節に大きい力がかかることなどが原因で発症しますが、適切な治療を受けなければ、お口周りだけでなく、次のような症状を招く恐れがあります。
肩こり | 頭痛 | 耳の痛み | ||
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あごの筋肉は首を通って肩の筋肉までつながっているため、肩こりや首の痛みを招く可能性があります。 | 頭痛 | 顎関節のずれが頭部に影響を与え、口周りの筋肉が緊張することで頭痛が続く可能性があります。 | 耳の痛み | 顎関節は耳に近い場所にあることから、顎関節症が原因で耳の痛みや耳鳴りなどの症状が起きるケースがあります。 |
これらの症状は、しばらくすると治まることもありますが、原因を解決できなければさらに悪化する可能性もあるため、早めに適切な治療を受けることをおすすめします。
正常な噛み合わせは
どんな状態?
歯の上下・左右が対称象 | 前歯の噛み合わせ | 奥歯の噛み合わせ | ||
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正しい噛み合わせは、上の歯と下の歯が対称になっており、右と左の歯も対称になっている状態です。 |
前歯の噛み合わせ | 横から見たときに、上の前歯(中切歯)が下の前歯(中切 歯)よりも2~3mm程度前にあり、上の前歯が下の前歯に2~3mmかぶさった状態が理想です。水平方向にも垂直方向に2~3mmずれた状態が、しっかり食べ物を噛むことができる噛み合わせです。 |
奥歯の噛み合わせ | 上あごの第一大臼歯の近心喉頭(頬側にある歯冠の尖っている部分)が下あごの第一大臼歯の溝としっかり噛み合っている状態が良い噛み合わせです。 |
正常な噛み合わせに導く
ポイント
- 口を開けたときにあごに痛みや違和感がない
- 左右の奥歯が上下で均等にしっかり噛み合っている
- 上下の歯を軽く噛んだときに、上の4本の前歯に下の歯が強く当たらない
- 上下の犬歯がしっかり噛み合っている
- 下あごを左右にずらしたときに犬歯が上の歯に当たる
- 下あごを左右にずらしたときに奥歯が当たらない
- 下の犬歯が上の犬歯と側切歯の間に噛み込む
- 上下の歯の間に大きなすき間が開いていない